世界設定
逆さまになった円錐を沢山、宙に浮かべてみる。
それが、この世界の大体の形だ。
円錐と円錐の間は、壁と呼ばれる厚く重い透明で乱れた空気の層で通常の人間は、入っただけで潰されてしまう。
円錐の上部に限り、磁場の関係から普通の空気が流れる。
円錐から円錐へと移動する手段は、今は、高度魔法のみの一通り。
しかし、世界にそれをできる人は、ごくごく僅か。
さらに言うなら、魔法で渡れる円錐にも限りがあり、現在は、たった9.
行商のライル
旅人が最初による場所としても有名。その所為か、各地の品物が並ぶ。
双子円錐のキールとミール
二つの円錐が遥か昔にぶつかり、そのままになっている非常に珍しい所。
魔法のサレス
魔法が発達しており、下級魔法を使えない者は居ない。
学問のラピ
中心にある図書館には、無い本は無いといわれシンボルとなっている。
ヒエラルキー社会のトランパール
1000を越すという階層に人民を分けた制度を設けている。
王政のラジェスタ
王と平民という関係によって成っている。
狩猟のバーレイ
まだまだ未発達で、人々は、主に狩猟で暮らしている。
科学のジェラファ
科学にとても秀でていて医療もとても発達している。
そして、未開のグローレシア
行く事は出来るが、90パーセント以上が謎の霧で覆われていて調べられない。
確認されている円錐は、100を越えるが、行く方法は、発見されていない。
円錐は、規則的に動いており、他の円錐の陰になる時間等によって、朝と夜に区切られている。
また、歴史の面で言えば、我々とは異なる『シンシア族』が過去には存在した。
非常に高い技術等でとても発達した一族だったが、今は、各地に遺跡が残るばかりで存在は明らかではない。
ラピ中央図書館蔵書 『世界』より抜粋